シイラの竜田揚げ、シイラのポアレ、シイラのカレー……。
神奈川県平塚市の飲食店で、「シイラ」を使ったメニューが、同時多発的に登場している。仕掛けたのは小学6年生の子どもたちだ。聞き慣れない魚をマグロやサーモンのようにメジャーな存在に。そんな願いを込めたプロジェクトだ。
「私たちはシイラを食べたときのおいしいという感動と笑顔を広めたいです」「そちらで扱っていただきたく、お手紙を送らせていただきました」
フランス料理店「H×M(アッシュエム)」のシェフ幸野真也さん(36)は昨冬、こんなはがきを受け取った。
差出人は、近くにある市立港小学校の子どもたち。はがきに印刷されたQRコードを読み取るとメールアドレスが表示された。
「協力できるかもしれない」と返信すると、先生と子どもたちが店にやってきた。
シイラはスズキ目シイラ科に分類される大型魚だ。ハワイでは「マヒマヒ」の名で親しまれている。
店を訪れた子どもたちが訴えたことは
子どもたちは、地元・相模湾…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル